「息子の呼吸器取り外しを求められた」、乗客の訴えに米ユナイテッド航空謝罪

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メリッサ・ソトマイヨールさんは「息子に対する扱いはあまりに非常識だった」と訴える動画をティックトックに投稿した/From Melissa Sotomayor/TikTok

メリッサ・ソトマイヨールさんは「息子に対する扱いはあまりに非常識だった」と訴える動画をティックトックに投稿した/From Melissa Sotomayor/TikTok

ニューヨーク(CNN) 米ユナイテッド航空の米国内便に搭乗した乗客が、息子の装着していた呼吸器を取り外すよう、乗務員から求められたと訴えている。同航空はこの乗客に謝罪したことを明らかにした。

フロリダ州タンパからニュージャージー州ニューアーク行きの便に搭乗したメリッサ・ソトマイヨールさんは、「息子に対する扱いはあまりに非常識だった」と訴える動画をティックトックに投稿。この動画は130万回以上再生されている。

もうすぐ2歳になる息子のノア君は、呼吸チューブや人工呼吸器などの医療措置を必要とする状態にある。

「私たちが着席すると、男性客室乗務員がやって来て、離陸に備えて安全を確保する必要があるので、息子の呼吸器と携帯用酸素濃縮器を外す必要があると言った」とソトマイヨールさんは語る。「息子はこれで生きているので、この装置を取り外すことはできないと私は説明した」

タンパまで利用したユナイテッド便は何の問題もなく搭乗でき、ノア君の搭乗に関する医師の許可書も携帯していたという。

「機長がやって来て、『息子さんは飛行すべきでないと思います。危険ですから。見てごらんなさい』と言った」とソトマイヨールさんは続けている。「私は『問題ありません。医師の許可を得ています。私は息子が生まれてからずっと、息子の命のために戦ってきました。今も戦っています』と言った」

装置が米連邦航空局(FAA)に認可されていること、座席はユナイテッド航空が選んでくれたことも説明したという。

最終的に、2人はそのまま搭乗が認められ、同機は予定より1時間近く遅れてニューアークに到着した。

ユナイテッド航空はソトマイヨールさんに連絡を取って謝罪したことを確認した。

ソトマイヨールさんは「謝罪に誠意はなかった」と話している。

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