イスラエルが首都近郊の研究施設を「砲撃」 シリア国営TV
(CNN) シリア国営テレビは、首都ダマスカス近郊ジャムラヤにある「科学研究施設」が5日、イスラエル軍によるロケット弾攻撃を受けたと伝えた。
標的になったのは、政府の国防関連の研究施設とみられる。国営テレビは、イスラエルがシリア反体制派に加勢していると非難した。
一方、イスラエル軍は「そのような報道にはコメントしない」との立場を貫いている。
米当局者は4日、イスラエル軍が3日から同日にかけてシリアを空爆した可能性を指摘していた。
またジャムラヤの研究施設を巡っては、シリア政府が今年1月末、イスラエル軍機による攻撃で職員2人が死亡、5人が負傷したと発表。これに対して米当局者が、イスラエルの標的は同施設でなく、シリア政府からレバノンの民兵組織ヒズボラに地対空ミサイルを運ぶための車列だったと述べた。シリア側は当時、ミサイル運搬の事実はないと主張していた。