荷物用コンベヤーに乳児乗せられ死亡 スペインの空港

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スペイン東部アリカンテの空港で乳児が死亡

スペイン東部アリカンテの空港で乳児が死亡

マドリード(CNN) スペイン東部アリカンテの空港で、手荷物用のコンベヤーに乗せられていた生後5カ月の赤ん坊が死亡する事故があり、スペインの航空当局AENAは19日、事実関係について調査に乗り出したことを明らかにした。

AENAによると、母親は米国人で、18日夜に英ロンドンから同空港に到着した便に、この赤ん坊ともう1人の子どもを連れて搭乗していた。カナダ人の父親はアリカンテ空港で待っていたという。

コンベヤーはゴム製のベルト式で、手荷物を運ぶ時のみ動作する仕組み。停止している時に赤ん坊が乗せられたのか、動き出してから乗せられたのかは現時点で分かっていない。

空港の警備員はCNN系列局の取材に対し、自分の目で見たわけではないと断ったうえで、「母親が何かを取りに行った間に(乳児を)ベルトコンベヤーに乗せたらしい」と話している。

空港の救急隊が駆け付けたが、蘇生はできなかったという。

当局は、事件性はなさそうだとの見方を示しているが、調査はまだ続いており、空港で両親からも事情を聴いた。在スペイン米大使館によれば、領事館がこの家族の支援に当たっているという。

コンベヤーは空港の保安区域内にあり、乗客はここで預けた荷物をピックアップして到着ロビーに向かう。空港によると、乳児の父親がこの区域に立ち入ることはできなかったはずだという。

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