「平和と友好を届けに来た」 イラン大統領が英語で呼びかけ
(CNN) 国連総会出席のため米国を訪問しているイランのロハニ大統領は25日までにCNNの番組「アマンプール」のインタビューに応じ、「私は米国の皆さんにこう言いたい。平和と友好をイラン国民から米国の方々に届けに来た」と英語で米国民に呼びかけた。ロハニ大統領がテレビを通じて英語でメッセージを送ったのは初めて。
核の平和利用やオバマ米大統領との親書の交換などで外交姿勢に注目が集まっているロハニ氏だが、西側諸国はそうした発言が実際の政策に反映されるか注視している。
国連総会にあわせて、ロハニ氏とオバマ米大統領との非公式会談が実現するとの見方もあったが、ロハニ氏はそれを否定した。
同氏は「それに関する話はあり、準備も多少は行われた」と指摘。「米国は会談への関心を示し、原則としてイランも一定の条件が合えば会談に応じることはできた」としながらも、会談実施に向けた調整のための時間が十分にとれなかったと付け加えた。
米政権当局者はCNNに対し、会談がイラン側にとって「複雑すぎる」との事情で延期されたと語った。