フィリピンでM7.1の地震、余震10回以上
(CNN) フィリピン中部で現地時間の15日午前8時過ぎ、マグニチュード(M)7.1の大きな地震があった。
米地質調査所(USGS)によると、震源地は首都マニラの南南東約619キロに位置するボホール島付近、震源の深さは20キロ。10回以上の余震が発生しているという。
慈善団体ワールドビジョンの広報担当者メリアン・ゾモラ氏によると、震源から約60キロ北部のセブ市では、通りにガラスやコンクリートが散乱している。ワールドビジョンが入居するビルでは誰もが逃げまどい、物が落下したという。
ゾモラ氏は電話取材に応えて「建物内は安全ではないので、今は屋外にいる」と話した。余震の直後で電話の声は震えていた。同氏によると、フィリピンはこの日、国民の祝日だったという。
太平洋津波警報センターは、広範な津波発生の恐れはないとしながらも、この規模の地震では震源から100キロ以内の地域で津波が起きることがあるとして警戒を呼びかけた。