自分の足を這い上がる毒ヘビ、時速80キロで運転中に発見 奇跡的に無事 オーストラリア
(CNN) オーストラリア南東部ビクトリア州で、時速80キロの速度で車を運転していた女性の足元に、猛毒をもつタイガースネークが出没した。
ビクトリア州警察の発表によると、メルボルン郊外の高速道路で11月30日、裸足の女性が路肩で車に合図を送っているとの通報を受けて、警察が出動した。
女性は警察に対し、車を運転しながら足に何かを感じたため見下ろしたところ、1匹のタイガースネークが自分の脚を這(は)い上がっていたと話した。
女性はヘビを払い落とすと周囲を走行する車の間を縫って停車し、車外へ脱出したという。駆け付けた救急隊は女性を診察して、ヘビに噛(か)まれていないことを確認した。
現場には駆除業者が出動してヘビを捕獲し、別の場所に放した。業者はCNN提携局の9ニュースに対し、「女性が道路を降りて車を安全に停車させることができたのは奇跡だった」と話している。
「車の中のヘビは大抵、居心地のいい小さな隠れ穴を見つけて何日も出て来ないこともある。しかし今回のヘビは車の後部に移動してくれたので幸運だった」と業者は言う。
9ニュースは専門家の話として、メルボルンはこのところ温暖な日が続いたため、河川からヘビが這い出していると伝えた。