イラン核協議が再開、「最高の機会」と米国務長官
(CNN) イランの核開発を巡る欧米など6カ国とイランの協議がスイスのジュネーブで再開された。ケリー米国務長官はワシントンで20日、「我々はイランの計画の進行停止と縮小に向け、この10年で最高の機会を手にしている」との見方を示した。
合意案は、イランが核兵器を開発しないという保証と引き換えに、対イラン制裁をある程度緩和する内容となる見通し。これに対して米議会の一部やイスラエルが強く反発していることを踏まえ、ケリー長官は「もし時間稼ぎが目的だったり、我々の根本的な懸念に応える内容の合意につながらない場合、この合意は成立させない」と強調した。
ジュネーブでの協議には国連安全保障理事会の5カ国にドイツを加えた6カ国とイランの代表団が出席。イランのザリフ外相は、「我々全員が同じ波長にあると考える。それが大切だ」「それが前進のための弾みになる」と語った。