不明のマレーシア機、「レーダーかわして着陸」の可能性は?
また、インド軍のある幹部は同日、CNNとのインタビューで、インド軍のレーダー網では不明機が向かったとされる東部ベンガル湾のアンダマン・ニコバル諸島周辺の監視が比較的手薄になっていると語った。
ただCNNが取材した専門家らによれば、これほどの大型機が長時間低空飛行を続けるのは非常に難しい。たとえそれができたとしても、レーダーから逃れられるかどうかは不明だという。
一方、CNNの航空アナリストは「操縦かんを握っていた人物は、レーダーから逃れるためにどのルートが最適かを熟知し、非常に高度な操縦技術を持っていたのではないか」と指摘。さらに、他の航空機のごく近くを飛ぶことでレーダーをかわした可能性もあると述べたが、これについては「技術的にほぼ不可能」との見方が強い。
不明機の捜索は計26カ国が参加し、インド洋から中央アジア、南アジアの陸地にかけての広大な範囲で続けられている。