不明のマレーシア機、「レーダーかわして着陸」の可能性は?
(CNN) 消息不明のマレーシア航空機を巡り、針路変更後にどこかの陸地に着陸したとの説が議論されている。周辺国などのレーダーに捉えられることなく着陸地点にたどり着くことは、果たして可能だったのだろうか。
米連邦捜査局(FBI)元特別捜査官で防衛コンサルタントのジェフリー・ビーティー氏は、レーダー網を避ける飛行ルートが事前に計画されていた可能性を指摘する。アジアの山岳地帯上空をレーダーに感知されないように飛行することは「確かに可能だ」と、同氏は話す。
「ベテラン操縦士なら、周辺のレーダーの位置をすべて把握して盲点を割り出すこともできるはずだ」という。同氏によれば、米軍がパキスタンで国際テロ組織アルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者を追跡した際にも同様の作戦が立てられた。
17日付のマレーシア紙ニュー・ストレーツ・タイムズはある情報筋の話として、不明機が高度5000フィート(約1520メートル)未満の低空を飛び、山岳の陰に隠れてレーダー網を回避したことも考えられると伝えた。マレーシア当局者は、同日の時点でこの報道に関知していないと述べた。