エジプトの停戦提案 イスラエルが検討へ、ハマスは一蹴
パレスチナ保健当局によると、イスラエルが先週から続けているガザ空爆で、14日までにパレスチナ人186人が死亡、1390人が負傷した。この数は、2012年に実施された前回の空爆作戦での死者数を上回っている。
12年の停戦もエジプトが仲介した。ただ当時のムルシ大統領の出身母体、ムスリム同胞団は、エジプトの現政権に比べ、ハマスとのつながりが強かった。
米国のケリー国務長官は停戦仲介に向け、エジプトやカタールを回る中東訪問を検討している。今のところイスラエルを訪れる予定はないが、当局者らによると変更もあり得るという。
米国務省高官によると、ケリー長官はイスラエルのネタニヤフ首相との電話会談で事態の悪化に懸念を示し、米国は停戦成立を支援するとの立場を改めて示した。