直前に交代の乗員、エイズの専門家も マレーシア機搭乗者
オーストラリアのメルボルンで開かれる国際エイズ会議に出席する予定だった乗客も多かった。
エイズ研究のパイオニアとして知られるオランダのヨープ・ランゲさんは国際エイズ学会の元会長だった。また、エイズ啓発キャンペーンにかかわり、エジプトやウクライナの選挙監視団に参加した経験もあるオランダのPim de Kuijerさん(32)や、エイズ啓発活動団体「ブリッジング・ザ・ギャップス」の幹部だったMartine de Schutterさんも犠牲になった。
オランダと米国の二重国籍を持つクイン・シャンズマンさん(19)は大学でラグビーに打ち込んでいた。アムステルダム出身のKarlijn Keijzerさん(25)は女子ボートの選手として活躍し、2007年の世界ジュニア選手権などの大会に出場していた。
オランダの夫婦は9歳~17歳まで4人の子どもを連れて、マレーシアで夏休みを楽しむはずだった。
オーストラリアのニック・ノリスさんは、8歳~12歳まで3人の孫を連れて搭乗していた。
女性航空エンジニアのFatima Dyczynskiさんは、オランダの新興宇宙企業Xoterra Spaceの創業者で最高経営責任者(CEO)を務めていた。