「肉食化」するインド人、菜食主義も今は昔?

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鶏肉の消費量は1割以上の増加を見せている

鶏肉の消費量は1割以上の増加を見せている

インド国内で手に入る食料も、ずいぶん多様化している。以前、コルカタ(旧カルカッタ)では、魚肉類の選択肢といえば、鶏肉やヤギ肉、市内のフーグリー川で取れる魚くらいしかなかった。

それが今日では、魚介類の宅配サービスが進出し、近所の食料品店には高級ハムや各種の肉がそろうまでになった。

そして、ここでも充実しているのが、鶏肉だ。ソーセージやナゲット、サラミなど、さあざまな鶏肉を使った商品が売られている。

「ゾラビアン・チキン」という鶏肉製造ビジネスを展開するボリウッド女優のペリザド・ゾラビアン氏は、「ビジネスは好調で、会社は日々成長している」と意気盛ん。女優としてのキャリアを中断し、鶏肉ビジネスに専念するほどの繁盛ぶりだ。

インド人が鶏肉に傾倒するのには多くの理由がある。なかでも大きいのは、鶏肉が健康に良いという発想だ。

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