香港で連日の衝突、警察が催涙スプレー使用 逮捕者も
香港(CNN) 香港政府トップの行政長官選挙の制度改革を要求する学生組織らの民主派が公道などを占拠し続けている問題で、官庁街近くの道路で16日未明、民主派と催涙スプレーなどを使って規制を図る警官隊が衝突する騒ぎがあった。
この道路は金鐘(アドミラルティ)近くにあり、15日にも強制排除に乗り出した警察とデモ隊の衝突が起きていた。2日連続の衝突に、双方の対立が先鋭化する可能性もある。
15日の衝突では複数の警官が民主派政党「公民党」党員のデモ参加者を拘束後に殴打するビデオ画像が暴露され、民主派の怒りを募らせている。
地元警察は16日の衝突について、催涙スプレーの使用はデモ隊が警告を無視し、攻撃的な姿勢を示した場合のみ適用されたと主張。衝突前には、走行中の車両の進路方向にボトルを蹴り込んだとして38歳男性を逮捕していた。