韓国と北朝鮮、軍幹部が会談 将官級は7年ぶり
(CNN) 韓国と北朝鮮の軍幹部の会談が15日に板門店(パンムンジョム)で開かれた。将官級の会談が開かれるのは7年ぶり。
南北間ではこれに先立ち、韓国の活動家が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記を批判する風船を飛ばしたことから北朝鮮がこれを撃ち落とし、双方で射撃の応酬になる事態が起きていた。
15日にソウルで記者会見した韓国国防省の報道官は、会談では双方がそれぞれの立場を強調するにとどまったとしながらも、「南北間の関係を改善しようという強い意思があり、真摯(しんし)な雰囲気で行われた」と評価した。
ただ「こうした会談は初めてだったため、それぞれの立場が狭まることはなかった」と振り返った。今後の会談の日程は決まっていない。
北朝鮮では金正恩氏が1カ月以上にわたって公の場から姿を消していたが、14日になって国営メディアが正恩氏の動静を報道。この報道は、正恩氏の身に異変があったのではないかとの憶測を打ち消す狙いだったとみられる。