金正恩氏の動静報道、40日ぶり 住宅視察か
(CNN) 公の場から先月初め以降姿を消し、重病説などが流れていた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の動静が、40日ぶりに伝えられた。
朝鮮中央通信(KCNA)は14日朝、金第1書記が新たに建設された住宅地を視察したと伝えた。視察の時期は明らかにしなかった。
金第1書記が前回姿を見せたのは、9月3日に平壌の万寿台芸術劇場で開催された牡丹峰(モランボン)楽団のコンサートだった。李雪主(リソルジュ)夫人と妹の金与正(キムヨジョン)氏、黄炳瑞(ファンビョンソ)軍総政治局長をはじめとする側近ら数人が同行していた。
その後動静報道が途絶えたため、重病説や、指導部内での権力闘争説がささやかれていた。
北朝鮮専門の米ウェブサイト、NKニュースによると、正恩氏が2010年に父・金正日(キムジョンイル)総書記の後継者として公の場に登場してから、これほど長く姿を消していたのは初めて。これまでは12年6月7日~7月1日の24日間が最長だった。