ハリケーンがバミューダ直撃の恐れ 近年で最強規模
(CNN) 米マイアミの国立ハリケーンセンターは16日までに、近年では最強規模のハリケーン「ゴンザロ」が大西洋北部を進み、英領バミューダを直撃する恐れが出ていると発表した。
風速は弱まっているものの現地時間の15日深夜時点で秒速約58メートル。ハリケーンの威力を示す5段階規模ではカテゴリー3となっている。この前には秒速約58メートルに達し、カテゴリー4となっていた。
米国家気象局は、17日朝にバミューダをかすめる可能性があると予測。ただ、進路には不確定要因があり、バミューダを直撃する恐れも否定出来ない。
同地ではハリケーン警報が出されており、ゴンザロの接近に伴い強烈な突風や豪雨、洪水が発生する可能性がある。13日にはバージン諸島を襲い、物的被害や停電をもたらしていた。
一方、太平洋でも熱帯暴風雨アナが発生。勢力を強めており、今週末にハリケーンに成長する恐れがある。現在の風速は約31メートルで、ハリケーンの規模に近づいている。ハリケーンセンターなどは、17日までには最大で約45メートルまで強まり、少なくともカテゴリー1のハリケーンになると予報している。
現在の進路が変わらなかった場合、今週末から20日未明などにかけハワイ諸島を直撃する可能性もある。ハワイがハリケーンに襲われるのはまれで、過去55年の間、暴風雨が直接上陸したのは3度しかない。