仏紙襲撃、容疑者捜索続く 次号を発行へ
米当局者によると、兄のサイド容疑者は直近で2011年にイエメンに渡り、国際テロ組織アルカイダ系列の「アラビア半島のアルカイダ」で武器の使い方の訓練を受けていた。両容疑者とも米国の国際テロ容疑者のデータベースに登録され、航空機への搭乗禁止リストに記載されていたという。
イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」はラジオ放送で8日、シャルリー・エブドの襲撃犯を「勇敢なイスラム聖戦士」と称賛した。ただ事件に関する犯行声明は出していない。
カズヌーブ内相によれば、警察は容疑者の自宅など関連個所多数の家宅捜索を行い、これまでに9人を拘束した。AFP通信は関係者の話として、3人目の容疑者とされる18歳の男が警察に出頭したと伝えている。しかしソーシャルメディアには、事件発生当時、この人物は自分たちと一緒に学校にいたという同級生らのコメントが掲載されている。
パリ郊外のモンルージュでは8日、女性警官が黒い服を着た男に撃たれて死亡、市職員が重傷を負う事件も起きた。パリ副市長はこの事件で1人が逮捕されたと話しているが、銃撃の実行犯が逮捕されたのかどうかは不明。シャルリー・エブド襲撃事件との関連は分かっていない。