10歳少女を強姦し妊娠させた疑い、義父逮捕 パラグアイ

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10歳少女の妊娠巡り波紋 パラグアイ

(CNN) 南米パラグアイで10歳の少女が妊娠し、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(AI)が中絶を求めている。警察は9日、少女を強姦(ごうかん)して妊娠させた疑いで、義理の父親(42)を逮捕した。

義父は事件が表面化してからしばらく姿を消していたが、取り調べに対して犯行を否定し、胎児のDNA鑑定を要求している。

少女は4月21日、腹痛を訴えて首都アスンシオン市内の病院に入院。妊娠が判明したため、当局が刑事事件として捜査を始めていた。アムネスティによると少女の母親も、保護責任を果たさなかった疑いで逮捕された。

少女は現在、妊娠22週目。母親ら家族は中絶の許可を求めているが、パラグアイの法律では母体の命が危険と認められる場合を除き中絶が禁止されている。

アムネスティは、少女にとって未熟な体で望まない妊娠を続けることは危険なだけでなく、「拷問に等しい」と主張。またパラグアイ当局に対し、強姦による妊娠を中絶の対象として認めるべきだと訴えている。

国連が2013年に出した報告書によると、途上国では毎年、14歳未満の少女約200万人が出産している。体に長期的な悪影響が出たり、死亡したりする例も多い。妊娠、出産が原因で死亡する少女は、毎年7万人に上ると推定される。

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