米空軍、欧州への「F22ラプター」配備を発表

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米軍がF22ラプターを欧州に配備へ

米軍がF22ラプターを欧州に配備へ

(CNN) 米空軍は24日、最新鋭のステルス戦闘機「F22ラプター」を近く欧州に配備する方針を明らかにした。ウクライナ情勢をめぐるロシアの脅威に対抗するためだ。

空軍のデボラ・ジェームズ長官は会見で、ウクライナにおけるロシアの軍事活動への懸念に言及。F22の配備は、北大西洋条約機構(NATO)諸国に向けて「欧州の安全保障と安定に貢献する」との意志を示す努力の一環だと述べた。

F22はNATO諸国との共同訓練などに参加する予定。ジェームズ氏は安全保障上の懸念を理由に、具体的な配備時期や場所は公表できないと述べた。ただ、空軍のマーク・ウェルシュ参謀総長は「欧州での紛争時に使われる可能性がある施設」に配備すると語った。

F22は「最高の空対空攻撃能力」を持つとされるほか、地上への空爆に使うことも可能。2005年に開発されたが、実戦では昨年末、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点を狙ったシリア空爆で初めて投入された。

米陸軍や海兵隊も欧州に戦車や装甲車を展開している。NATOは現在、冷戦終結以来最大の規模とされる空挺(くうてい)演習を実施中。11カ国から計4500人の空挺部隊員が参加し、24日には400人のパラシュート部隊がブルガリアの飛行場に降下した。

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