仏アルプスで雪崩、3人が死亡
(CNN) フランス南東部アルプス山脈のスキー場で13日午後、雪崩が起き、フランス人の高校生2人とウクライナ人1人の合わせて3人が死亡した。
地元当局によれば、雪崩が起きたとき、現場にはリヨンの高校の生徒10人と引率の教師1人、そしてウクライナ人スキーヤーがいたという。教師はグルノーブルの病院に運ばれた。
雪崩に遭った高校生は、同じ高校の生徒19人と引率者3人のグループでスキー場を訪れていた。フランス内務省によれば、他の生徒と引率者は全員無事だという。
他にも雪崩に巻き込まれた人がいる可能性があるとして、軍や警察など約80人が捜索を続けた。捜索には熱を検知するサーマルカメラを搭載したヘリコプターも加わった。
現場は標高2500メートルの急斜面。雪崩発生の危険度を示す5段階区分では、標高の高い地点における発生リスクが平均以上を意味するレベル3とされていた。
このスキー場では、13日だけで33センチの新雪が積もったという。12月中は気候が穏やかで、積雪も比較的少なかった。