北朝鮮の無人機が接近、韓国が警告射撃

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ソウル(CNN) 韓国国防省は13日、北朝鮮の無人機と思われる正体不明の飛行物体が非武装地帯に接近したため、機関銃で警告射撃を行ったと発表した。同機は直ちに北へ向けて飛び去ったという。

無人機が武装していたかどうかは分かっていない。目的も不明だが、朝鮮半島情勢に詳しい米陸軍の元幹部は、北朝鮮による偵察か挑発だった可能性が大きいと指摘。南北間の緊張は一触即発の状況にあるとの見方を示した。

米国防総省の報道官は、米軍も非武装地帯周辺の状況を注視していると述べ、「北朝鮮のさらなる挑発で緊張が高まり、事態がエスカレートすることが懸念される」と語った。

韓国国防省によれば、13日にはソウルのほか北朝鮮に隣接する複数の都市で、韓国と米国を非難するビラがまかれているのも見つかった。ビラは北朝鮮が12日から13日にかけて配ったとみられる。

韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は同日、北朝鮮の水爆実験発表に対し、米国や国連と連携して「北朝鮮に対して痛みを伴う効果的な制裁」を打ち出すと表明した。米議会の公聴会でもこの問題への対応について話し合った。

一方、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記は13日、水爆実験を行ったとされる科学者を表彰する式典に出席し、米国とその同盟国が「核戦争の暗雲」を朝鮮半島にもたらしたと強調。北朝鮮は米国に挑発されれば応戦できる能力を持たなければならないと主張し、核兵力を増強して「米国率いる帝国主義者をいつどの空間においても核攻撃できる態勢」を整える必要があると訴えた。

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