パリ同時テロ実行犯の拠点3カ所を特定 ベルギー当局
(CNN) ベルギー当局者らによると、昨年11月のパリ同時多発テロ事件で実行犯らが使ったアパートと民家計3カ所が特定された。
検察当局が発表したところによると、1件目はブリュッセル首都圏のスカールベークにあるアパートの一室。12月10日の家宅捜索で爆弾材料をはじめ、実行犯と新たな容疑者1人にかかわる多数の手掛かりが見つかった。
この部屋は9月1日から賃貸されていたが、借り主は偽名を使っていた。
2件目は南部エノー州シャルルロワのアパートで、9月3日から偽名の人物が借りていた。12月9日に実施した家宅捜索で実行犯2人の指紋が検出されたが、爆発物や武器は発見されなかった。
3件目は南部ナミュール州オーブレの民家で、10月5日からやはり偽名の人物が借りていた。11月26日に家宅捜索を実施したが、爆発物や武器は押収されていない。
これら3カ所の家賃や敷金は、現金でそれぞれの家主に支払われていた。
家宅捜索で収集された多数の証拠などについて、現在も分析が続いているという。