米中外相会談、北朝鮮と南シナ海問題を協議
これに対して王外相は、「我々の立場は出来事や場当たり的な雰囲気には左右されない」「我々は自分たちの責務を果たした」と切り返している。
複数の国が領有権を争う南シナ海の問題では、米中の対立があらわになった。
王外相は、中国が南シナ海の人工島に建設しているのは民間施設と自衛のために必要な施設だと主張し、「国際法ではすべての主権国家に自衛権を認めている」と強調した。
ケリー長官は、オバマ政権が目指す東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国との関係強化の一環としてラオスとカンボジアを訪問し、続いて中国を訪れた。
オバマ大統領は来月、米カリフォルニア州サニーランズでASEAN加盟10カ国の首脳と会談する。米政府は南シナ海で勢力拡大を図る中国に対抗するため、ASEAN諸国の結束を固めさせたい考えだ。