北朝鮮で拘束の米国人学生が記者会見、犯行を「自供」
北朝鮮当局者がCNNに語ったところによると、ワームビアさんは昨年、シンシナティ近郊にあるキリスト教会の幹部との間で、北朝鮮の「団結を弱める」ために標語を盗み出すという「任務」と引き換えに、「1万ドル(約110万円)相当の中古車」をもらう約束を交わしていたという。
この教会の主任牧師はCNNの取材に対し、そのような幹部の存在は知らないとコメント。ワームビアさんは教会のメンバーではなく、家族にも会ったことがないと話している。
北朝鮮はまた、ワームビアさんが米中央情報局(CIA)とつながりを持つバージニア大学内の秘密結社から、「任務を遂行すれば入会できる」と言われていたとも主張している。
北朝鮮ではこれまで、米国人旅行者が何人も拘束されている。専門家らは今回の会見について、北朝鮮当局が国連による制裁強化決議を受けて意図的に時期を合わせた可能性を指摘している。