北朝鮮制裁の安保理決議案、米中が合意
(CNN) 北朝鮮の核実験実施などに対する国連安全保障理事会の新たな制裁決議案について、米国と中国が合意した。安保理の外交関係者が24日、CNNに明らかにした。
決議案は、北朝鮮に対してこれまでで最も厳しい内容になる見通し。理事国の間で文言に関する調整を行った後、数日中に安保理で採決が行われる見通し。
「(米中間には)相当数の障害があったが、両国間で合意に至った」と同関係者は話している。
北朝鮮は1月、4度目となる核実験を実施し、水爆実験に成功したと発表した。米国はこの発表を巡り、水爆に関連した何らかの部品の部分的な実験が行われたものの、実験は失敗に終わったとの見方を示している。
北朝鮮はさらに今月7日、事実上の弾道ミサイルを使って人工衛星を打ち上げ、地球軌道に乗せたと発表。核実験、衛星打ち上げとも、各国による制裁を無視する形で実施された。