金第1書記、核弾頭の実験を指示 大気圏再突入実験を指導
(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記が、核弾頭の実験を「最短の時期に」実施するよう指示した。朝鮮中央通信(KCNA)が15日に伝えた。
KCNAは核弾頭の実験について、長年にわたる開発と、耐熱素材および技術に関する「熱心な研究」の成果だとしている。
金第1書記は「弾頭を大気圏に再突入させるための環境模擬実験」を指導したとされる。
これに対して韓国国防省の報道官は、「北朝鮮の一方的な声明であり、我々が各種の筋から得た情報では、再突入技術はまだ実現できていない」と述べて懐疑的な見方を示した。現時点で北朝鮮に目立った動きはないという。
朝鮮半島で緊張が高まる中、北朝鮮は10日に短距離弾道ミサイル2発を発射していた。
米国と韓国は過去最大規模の合同軍事演習を12日から8週間の日程で開始。これに対して北朝鮮は、「先制的な核攻撃」も辞さないとして強く反発していた。