ジンバブエのムガベ前大統領、夫人との「なれ初め」を披露

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独立記念日の式典でグレース夫人にキスするムガベ氏=2017年4月、首都ハラレ/JEKESAI NJIKIZANA/AFP/AFP/Getty Images

独立記念日の式典でグレース夫人にキスするムガベ氏=2017年4月、首都ハラレ/JEKESAI NJIKIZANA/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) ジンバブエのムガベ前大統領(94)が先週、グレース夫人の母の通夜に参列した際のスピーチで夫人との「なれ初め」を生々しく語っていたことが分かり、国内で話題を呼んでいる。

通夜の様子を伝えた現地メディアによると、ムガベ氏はスピーチで、グレース夫人が自分の秘書になった時に一目ぼれしたと告白。当時は最初の妻、サリー夫人がいたにもかかわらず、グレース夫人の魅力に逆らうことはできなかったと話した。

「グレースに紹介された時、心の中で『美しい娘だ』と思った」「私は欲望を込めた目で彼女を見た。ある日『愛している』と告げると、彼女はぼう然としていた。私はその手を取ってキスをした。拒否したり抵抗したりしなかったので、『キスを受け入れたのだからゲームは終わりだ』と思った」と振り返った。

サリー夫人は当時、病院で不治の病と闘っていたという。

ムガベ氏の母は孫を欲しがっていたが、サリー夫人は子どもを産むことができなかったため、ムガベ氏は「不貞を禁じる教会の教えとの板ばさみに苦しんだ」とも語った。

サリー夫人が亡くなった後、ムガベ氏とグレース夫人は1996年に結婚し、3人の子どもをもうけている。

ムガベ氏はグレース夫人を後継者にしようと、有力候補だった副大統領のムナンガグワ氏を昨年11月に解任。これに反発した軍による事実上のクーデターで辞任に追い込まれた。ムナンガグワ氏が大統領に就任し、7月末の大統領選で再選された。

ムガベ氏は通夜の席で、大統領選の結果を受け入れるとも語り、ムナンガグワ氏との和解を示唆して参列者を驚かせた。

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