野党支持者と治安部隊が衝突、3人死亡 ジンバブエ
ジンバブエ・ハラレ(CNN) アフリカ南部ジンバブエの首都ハラレで1日、野党支持者と治安部隊とが衝突し、警察によれば、3人が死亡した。
ジンバブエでは先ごろ総選挙が行われ、当局によれば、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU―PF)が議席の過半数を獲得した。今回の選挙は長年にわたり政権を担ってきたムガベ前大統領が昨年、事実上のクーデターで失脚してから初めての選挙だった。
国際監視団は大統領選の結果について公表するよう当局に求めている。当局はこれまでのところ議会選の結果しか発表していない。それによれば、ZANU―PFが議席の3分の2を獲得した。
大統領選に出馬した野党・民主変革運動(MDC)のチャミサ議長は、現職のムナンガグワ氏の強力な対抗馬と目されてきた。発表された議会選の結果によって、野党の支持者は選挙が不正に操作されたとの懸念を強めた。
ハラレでは、警察や軍が抗議デモの参加者を退散させようとするなか、発砲音が聞かれた。催涙ガスや放水車も使われた。