友人が津波に、被災女性が当時を振り返る インドネシア地震

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インドネシア・パル(CNN) プテリ・プラティウィさん(18)は9月28日夜、インドネシア・パル市で、いとこのイタさんと一緒にバイクで自宅へ向かっていたときに地面が揺れるのを感じた。

バイクから振り落とされ、ショックで地面に座りこんでいたプテリさんはその時、巨大な津波が町へと向かってくるのを見た。

プテリさんは病院のベッドでCNNの取材に対し、「友達に向かって『急いで走ろう、走って!』と叫んだ。私たちは走ったが、彼女はバイクを取りに戻った」と語った。プテリさんは柱にしがみついて津波を乗り切った。3日後、いとこは流されて死亡していたことがわかった。

プテリさんは負傷者であふれかえった病院で手当てを受けている患者の1人だ。

9月下旬に発生したマグニチュード(M)7.5の地震と津波により844人が死亡した。死者数はさらに増えるものとみられている。

35万人が住むパル市の路上には数十体の遺体が寝かされている。当局は、病気の拡散を防ぐために遺体の一部を共同墓地に埋葬することを始めた。

プテリさんが入院する病院の外にも100体を超える遺体が寝かされている。風向きによっては腐敗した遺体のにおいが流れてくる。

院長によれば、この病院だけでも200人を超える遺体を収容したという。院長は、患者や職員にとって遺体を置き続けることは危険だと語った。

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