米軍がソマリア空爆、過激派37人を殺害
(CNN) 米アフリカ軍は、ソマリアで19日に2度の空爆を行い、国際テロ組織アルカイダ系の過激派「シャバブ」に関与する戦闘員37人を殺害したと発表した。
米国防当局者がCNNに語ったところによると、2度の空爆は無人機を使って実施し、最初の空爆はシャバブの拠点を狙った。
米アフリカ軍によれば、事前に計画された精密爆撃により、最初の空爆で戦闘員27人を殺害、2度目の空爆でさらに10人を殺害した。
今回の空爆は、シャバブ掃討を続けるソマリア政府を援護したもので、これによってシャバブが今後の攻撃を計画する能力を低下させ、指導部のネットワークを混乱させ、同地域での作戦の自由を減退させたとしている。
米軍は現在、空爆による民間人の死傷者が出なかったかどうかを調査している。
米軍は10月にもシャバブに対する空爆を実施し、この時はアルカイダ系の戦闘員60人あまりを殺害していた。
米国のトランプ大統領は2017年3月、米軍がソマリア政府を支援する目的で、シャバブに対する精密爆撃を行うことを承認した。
それ以前は、自衛を目的とした空爆しか認められていなかった。
米軍はソマリアに約500人を派遣し、主に助言などの任務に当たらせている。