EU首脳、英離脱の延期で合意

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メイ氏は今後、自身の離脱案を支持するよう議会を説得しなければない

メイ氏は今後、自身の離脱案を支持するよう議会を説得しなければない

ベルギー・ブリュッセル(CNN) 欧州連合(EU)の首脳は21日、英国のEU離脱をめぐり協議し、来週に迫っていた離脱期日を延期することで合意した。英国が来週「合意なき離脱」に陥る事態は避けられた格好だ。

EUの首脳は数時間に及んだ交渉の末、2段階の日程で合意。欧州理事会の声明によると、英議会が来週メイ首相の離脱案を承認した場合、離脱は5月22日まで延期となる。

離脱案が再度否決されれば、英国は4月12日まで無条件で離脱を延期し、先行きに関する新たな提案を示す。この場合、英国が5月の欧州議会選への参加に同意することを条件に、さらに数カ月延期する可能性を残すという。

EUのトゥスク大統領は「全ての選択肢が開かれたままだ」「英政府はメイ氏の離脱案を取るか、長期延期か、それともEU基本条約50条を取り消すかという選択になる」と述べた。

メイ首相は欧州理事会の決定を歓迎。22日には英国に戻り、「合意のうえで離脱して、国を前進させることができるよう最善を尽くす」と述べた。メイ氏は当初、EUに6月30日までの延期を要請していた。

メイ氏は今後、自身の離脱案を支持するよう議会を説得しなければない。メイ氏は20日に首相官邸で出した声明で、離脱をめぐる混乱の責任は議会にあると主張して多くの反発を招いており、説得は難航しそうだ。議会は既に2度にわたり離脱案を否決している。

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