スリランカ爆発、死者207人に 現場は計8カ所
(CNN) スリランカで21日に相次いだ爆発の現場は計8カ所に上り、少なくとも207人が死亡したことが分かった。
一連の爆発はまず、イースター(復活祭)のミサが行われていた最大都市コロンボと北郊ネゴンボ、東部バディカロアの教会と、コロンボ市内の高級ホテル3軒で発生した。
このうち外国人観光客やビジネスマンに人気のあるシャングリラホテル内のカフェでは、午前9時ごろに爆発が起きた。
さらにコロンボ南郊のデヒワラ動物園前のホテルでも爆発が発生。
8件目は、爆発に関連して警察が出動したコロンボ市内の民家で起きた。警官らが民家にいた人物らに事情を聴き始めたところで2回の爆発があり、警官3人が死亡したという。
グナセケラ駐英スリランカ高等弁務官は一連の犯行について「明らかなテロ行為だ」と述べ、多民族、多宗教、多文化国家のスリランカ全体に対する攻撃だと非難。「自爆テロ」だったとの情報があると指摘した。
今のところ犯行声明は出ていないが、デシルバ経済改革・公共分配担当相によるとこれまでに7人が拘束された。