台風19号が勢力急拡大、24時間で風速45メートル増
(CNN) 大型の台風19号は7日、急速に勢力を強め、熱帯性低気圧から米当局の定義する最も強い区分である「スーパー台風」へと変わった。
CNNの気象専門家は台風19号について「わずか24時間で風速が時速100マイル(およそ毎秒44.7メートル)増した」「急速な勢力拡大とみなされるペースを3倍近く上回っている」と述べた。
また米コロラド州立大学の気象学者は、北太平洋西部の台風として18時間でこれほど勢力を拡大したのは1996年の台風20号以来だと指摘した。
台風19号は現在、北マリアナ諸島付近に位置し、風速71.5メートルの勢力を保っている。これはハリケーンの区分でいうカテゴリー5に相当する。
予報ではこの後、12日朝に日本の南側へ接近。その時の勢力はカテゴリー3のハリケーンに相当するとみられる。
CNNの気象専門家によると、12日夜から13日にかけ、各地で大荒れの天候が予想される。地域によっては250ミリを超える大雨に見舞われる恐れもあるという。
ただ現時点で米国の合同台風警報センターは、11日並びに12日の予報の信頼度は低いとしており、台風19号の今後の動向については引き続き注視する必要がある。