ガザから飛ぶ「風船爆弾」とは? イスラエルとハマスの新たな火種を解説
高価で製造に時間がかかるミサイルに比べ、風船爆弾の製造は簡単で、飛ばすための準備もほとんど必要ない。
15日に飛来した風船爆弾は、エルサレム市内での右派勢力による挑発的な行進の実施をイスラエル政府が認めた決定に対する報復とみられている。
新首相の風船爆弾に対する姿勢は?
同国のナフタリ・ベネット首相はこれまでネタニヤフ前首相に対し、ハマスや風船爆弾の飛来に対してより強硬な姿勢で臨むように迫っていた。イスラエル人の居住地に向られたロケット攻撃と同様の措置を軍は取るべきだとも話してきた。
11日間続いた先月の軍事衝突の後、イスラエル当局は、風船爆弾を飛ばすような行為にもより強力な武力行使で応じると示唆しており、現状はその通りになっているように見受けられる。
同首相は教育相を務めていた18年、そうした発火装置を境界線越しに放つ者は皆、軍が射殺すべきだと発言していた。