タリバン、暫定政権の顔ぶれ発表 女性の閣僚はなし
同ネットワークの指導者、シラジュディン・ハッカーニ師は内相代行に就任する。同師は2016年からタリバンの副指導者の1人を務めており、米国から1000万ドル(約11億円)の懸賞金をかけられている。シラジュディン師のおじは難民相代行に指名された。
タリバンのもう1人の副指導者、ムラー・ヤクーブ師は国防相代行に就任した。同氏はタリバンを創設したムラー・オマル師の息子。
政権内での女性の役割について言及はなく、タリバン報道官はこの問題に対処すると述べるにとどめた。
タリバン指導部はこれまで、女性はアフガン社会で重要な役割を担い、教育の機会も与えられると公言してきたが、政権樹立協議に女性は関わる場面はなかった。タリバンはここ数週間、女性は家にとどまるべきとの考えを示唆しており、戦闘員が女性に職場を離れるよう命じた例もある。