中国国連大使、ウクライナ情勢めぐり全当事者に自制呼び掛け 安保理緊急会合

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中国の習近平国家主席(右)とロシアのプーチン大統領=2022年2月4日、中国・北京/Alexei Druzhinin/Sputnik/AFP/Getty Images

中国の習近平国家主席(右)とロシアのプーチン大統領=2022年2月4日、中国・北京/Alexei Druzhinin/Sputnik/AFP/Getty Images

香港(CNN) ウクライナ情勢をめぐり、国連安全保障理事会が21日夜に開いた緊急会合で、中国の張軍・国連大使は全ての当事者に対し、緊張をあおらず自制するよう呼び掛けた。

ただし、ロシアがウクライナ東部にある親ロシア派支配地域の独立を承認したことを非難する発言には至らなかった。

中国はロシアとの間で強化してきた連携と、国家主権を重んじる外交政策の間で、難しい対応を迫られている。

張氏は会合で、中国は外交解決に向けたあらゆる努力を歓迎、奨励すると述べ、各方面の懸念をすべて平等に扱うべきだと主張した。

米中間では21日、ブリンケン米国務長官と中国の王毅(ワンイー)外相が電話で会談した。国務省の発表によると、両氏は北朝鮮情勢と「ロシアによるウクライナ侵攻」について協議。ブリンケン氏はウクライナの主権と領土の一体性を守る必要があると強調したという。

中国外務省は今のところ、電話会談の内容を公表していない。

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