豪国防軍、「中国軍艦が空軍機にレーザー照射」と非難

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オーストラリア国防軍は、空軍機が飛行中に中国軍艦からレーザー照射を受けたとして非難する声明を発表した/Australian Defence Force

オーストラリア国防軍は、空軍機が飛行中に中国軍艦からレーザー照射を受けたとして非難する声明を発表した/Australian Defence Force

(CNN) オーストラリア国防軍は19日、空軍の哨戒機が飛行中に中国軍艦からレーザー照射を受けたとして、「命を危険にさらす恐れのある行為」を非難する声明を出した。

声明によると、哨戒機は17日、豪州北部とインドネシア東部ニューギニア島の間に位置するアラフラ海の上空で、東進中の中国軍艦2隻のうち一方からレーザーを照射された。

豪軍が公開した写真には、中国のミサイル駆逐艦「合肥」と揚陸艦「井岡山」が写っている。どちらからのレーザーだったかは不明。

中国側はこの件についてコメントを出していない。

レーザーを照射された操縦士は方向感覚を失ったり、痛みやけいれん、視界の異常を起こしたりすることが知られている。

中国船からとみられるレーザー照射は、これまでも報告されてきた。

2019年5月には、南シナ海上空を飛行中の豪軍機が繰り返し照射を受けた。

米軍当局者が18年6月にCNNとのインタビューで語ったところによると、太平洋東部では17年9月からこの時点までに、中国の仕業とみられるレーザー照射が少なくとも20回起きていた。

豪中間では近年、軍事的緊張が高まっている。豪州が昨年11月、原子力潜水艦の配備に向けて米英との協定に署名したことに対し、中国は強い反発を示していた。

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