墓地から遺骨盗まれる、悪魔崇拝の儀式に関連か 豪
(CNN) オーストラリア南東部メルボルンの墓地で2回にわたって遺骨が盗まれる事件があり、地元警察は「悪魔崇拝の儀式」に関連した犯行の可能性があるとみて捜査している。CNN提携局7ニュースが報じた。
7ニュースが捜査員の話として伝えたところによると、現場の墓地には十字架やろうそく、悪魔サタンへの手紙などが残されていた。
ビクトリア州警察の2日の声明によると、最初の事件が発生したのは先月27日から28日にかけての夜間。霊廟(れいびょう)内にあった飾り額や石こうボードが取り外され、遺骨が運び出されていた。
その後、先月31日から今月1日にかけての夜間にも同じ墓地で再度犯行があった。
声明では「身元不詳の犯人が墓地に侵入して、遺骨の一部を盗んだ」「捜査員が両事件の現場を保全し、関連性の有無を調べている」と説明している。
警察は7ニュースに対し、犯人の主な目的は遺骨だったとの見方を示し、「遺族にとって非常につらい事件。遺族は愛する人が安らかに眠ることを期待している」と述べた。これ以外の墓地は荒らされていないという。
警察は現場となった墓地の警備を強化し、管理人と緊密に連携していると説明。この1週間に不審な行動を目撃していた場合は情報を提供するよう呼び掛けている。