オーストラリア、外国人の受け入れ今月から再開 ワクチン接種が条件

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オーストラリアは外国からの渡航者の受け入れを2月下旬から再開する/EPA-EFE/Shutterstock

オーストラリアは外国からの渡航者の受け入れを2月下旬から再開する/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) オーストラリアのスコット・モリソン首相は7日、新型コロナウイルスのワクチン接種完了を条件として、外国からの渡航者の受け入れを2月下旬から再開すると発表した。

受け入れの再開は、同日開かれた国家安全保障委員会と閣議で決定。首都キャンベラの議会前で演説したモリソン首相は「残るビザ保有者全員に対し、2月21日に国境を再び開放する」と発表した。

2020年初めから渡航者の受け入れをほぼ全面的に停止していたオーストラリアは、昨年11月以来、ニュージーランド、シンガポール、韓国、日本からの入国については段階的に制限を緩和していた。

現時点で、国民や永住者とその家族、留学生、バックパッカー、移民労働者は、2回のワクチン接種証明の提示を条件として、入国を認められている。

今後は観光客にもこの条件を適用する。ただし医療上の理由で接種を受けられない場合は例外を認める。

「オーストラリアへ来る条件として、ワクチンを2回接種しなければならない」とモリソン首相は強調し、隔離日数については引き続き各州と準州が決定するとした。

オーストラリアでは今年1月、男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手がワクチン免除をめぐる論議の中でビザを取り消され、国外退去処分となって全豪オープンに出場できなかった経緯がある。

モリソン首相はこの出来事に言及し、「それがオーストラリア入国の条件だということを、世界中にはっきり認識してもらえたと思う」と強調した。さらに、入国制限の一層の緩和は観光業の復興につながるとの期待を示している。

オーストラリアで確認された新型コロナウイルスの症例数は2月7日現在で272万7260例。うち4200人が死亡した。

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