中国政府、「ゼロコロナ政策」の大幅緩和を発表
収容者のペットが「健康上のリスク」を理由に殺処分されたという例も複数報告され、SNSにはそのたびに怒りの投稿が相次いだ。
高齢者らが真夜中に自宅から隔離施設へ移動させられたという情報にも批判が集中した。
ロックダウンを制限
新たな指針は地方当局に対して、社会の正常な機能と基本的な医療サービスを確保し、高リスクに指定された地区以外での移動制限や営業停止を控えるよう求めている。
ロックダウン(都市封鎖)措置は高リスク地区に限定し、5日連続で新規感染者が確認されなければ速やかに解除することと定めた。
非常時の避難通路やアパートなどの入り口、ゲートなどをふさぐことは、住民の避難や診療の妨げになるとして禁じられた。
中国では新疆ウイグル自治区の火災でロックダウン措置が消防活動の妨げになったとの情報をきっかけに、先月末から今月初めにかけて大規模な抗議デモが広がった経緯がある。
デモ参加者の一部はゼロコロナ政策だけでなく、当局の検閲体制や共産党指導部の独裁的な統治にも不満を爆発させる事態となった。