ドイツ、政府転覆計画容疑で極右過激派25人逮捕 元議員も
(CNN) ドイツ当局は7日、政府転覆をたくらんだ疑いで国内各地で極右テロ組織のメンバー22人と、その支援者3人を逮捕した。
ドイツ公共放送ARDの報道によると、極右の元連邦下院議員も企てに関与しているという。
連邦検察庁は声明で、2021年11月までに組織された「ライヒスビュルガー」(帝国市民)と呼ばれる運動に推定50人が加わり、政府転覆と独自の政府の樹立を図ろうとしていたと発表した。
「容疑者らは国家機関やドイツの自由で民主的な基本秩序の深い拒絶で団結しており、徐々に暴力的な排除の動きに参加したり政府転覆の具体的な準備に従事したりするようになった」と声明にはある。
「グループのメンバーはいわゆる『帝国市民』という考えやQアノンのイデオロギーに基づく陰謀論の集合体を信奉している」という。