ドイツ、政府転覆計画容疑で極右過激派25人逮捕 元議員も
声明によると、帝国市民メンバーの容疑者らはドイツ国籍で、支援者の2人はドイツ人で、1人はロシア人。
容疑者の1人は「ブライト・M・W」とされる。ARDによれば、この人物は17〜21年に極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の連邦下院議員を務め、今年の年初からベルリン地方裁判所の裁判官に就いているという。
ドイツのブッシュマン法相は7日、「大規模な反テロ作戦」が朝から展開されていると明らかにした。また「統治機関への武力攻撃が計画されていた疑いがある」とも述べた。
極右テロ組織の支援者を逮捕後、捜査を行う警察=7日、ドイツ・ベルリン/Christian Mang/Reuters
フェイザー内相は摘発を行った警官3000人をねぎらうとともに、帝国市民運動は「民主主義への憎しみで結束している」と指摘した。
AfDは民主的な憲法を損なおうとした疑いで21年3月にドイツの情報機関によって正式に監視下に置かれていた。
検察によると、摘発は続いていて、さらに27人の容疑者を追っているという。