タイトル防衛戦で脳損傷、ボクサーのジョン・クーニーさん死亡 28歳
(CNN) アイルランド人のボクシング選手ジョン・クーニーさんが、タイトル防衛戦の試合中に負った脳の損傷のため、1週間後に死亡した。28歳だった。プロモーターが8日に明らかにした。
クーニーさんは今月1日に北アイルランドのベルファストで行われたケルト地域のスーパーフェザー級タイトル防衛戦で、ネイサン・ハウエルズ選手と対戦。試合は第9ラウンドで中止になった。
クーニーさんはベルファスト市内の病院に搬送され、頭がい内出血による脳の圧迫を軽減する手術を受けたが、1週間後に亡くなった。
クーニーさんは2023年11月にケルト地域スーパーフェザー級のタイトルを獲得。その後手のけがのために1年近くリングから遠ざかっていたが、24年10月にタイトルを奪還した。
元プロボクサーのリッキー・ハットンさんは「我々のスポーツでこうしたことはあまり起きない。だが起きてしまうととても恐ろしく、これが自分の最後の日になるかもしれないと思いながら日々生きることを、私たちに思い出させる」とインスタグラムに書き込み、クーニーさんの死を悼んだ。
アイルランドのプロモーターで元フェザー級王者のバリー・マクギガンさんは、X(旧ツイッター)への投稿でクーニーさんを「優れた若手ボクサー」と評して追悼した。