イスラエルに対するジェノサイド裁判、アイルランドが参加 国際司法裁判所
(CNN) 国際司法裁判所(ICJ)は、イスラエルの行為がジェノサイド(集団殺害)にあたるとして南アフリカが起こした裁判に、アイルランドが加わったと発表した。
ICJの発表によると、アイルランドは6日、ニカラグア、コロンビア、メキシコ、リビア、ボリビア、トルコ、モルディブ、チリ、スペイン、パレスチナ国家に加わって、この問題への介入を求めた。
南アフリカは2023年12月、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃はジェノサイドにあたるとして訴えを起こした。イスラエル側はジェノサイドを否定し、南アフリカと法廷闘争を続けている。
イスラエル軍の攻撃を受けた建物=4日、パレスチナ自治区ガザ地区/Rami Zohud/Middle East Images/AFP/Getty Images
アイルランド政府はこの裁判に介入する計画を24年3月に発表していた。イスラエルの戦争行為に対しては、国際社会から非難の声が強まっている。
ガザ保健省によれば、23年10月7日から25年1月7日までの間に、イスラエルの攻撃によってガザの住民少なくとも4万5885人が殺害された。
アイルランドとイスラエルの関係が悪化する中、12月にはイスラエルが在アイルランドのイスラエル大使館を閉鎖していた。