捕虜交換でロシアからウクライナに116人帰国

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ロシア軍の攻撃によって破壊された建物で、がれきの除去を行う救急隊員=2日、ウクライナ・クラマトルスク/Yasuyoshi Chiba/AFP/Getty Images

ロシア軍の攻撃によって破壊された建物で、がれきの除去を行う救急隊員=2日、ウクライナ・クラマトルスク/Yasuyoshi Chiba/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ政府高官によると、ロシアとの捕虜交換でウクライナ側の兵士ら116人が帰国した。

ウクライナ大統領府のイエルマーク長官が4日、SNS「テレグラム」への投稿で「大規模な捕虜交換」があったと報告した。

イエルマーク氏によると、ウクライナに帰国した捕虜には「南東部マリウポリの防衛者と南部ヘルソンの非正規部隊員、東部バフムートの狙撃兵」らが含まれている。

同氏はまた、ウクライナ東部で先月、人道支援活動中に死亡した英国人ボランティアのクリストファー・パリー氏とアンドリュー・バグショー氏、フランス外国人部隊を経て母国の志願兵となったウクライナ人、イェウヘン・クリク氏の遺体の返還も実現したと語った。

これに先立ち、ロシア国営RIAノーボスチ通信も同日、国防省の話として、ウクライナとの「難しい交渉」の結果、捕虜になっていたロシア軍兵士63人が帰国したと伝えていた。

同通信によれば、この中には微妙なケースがあったものの、アラブ首長国連邦(UAE)の仲介努力が功を奏したとされる。

兵士らはすでにロシア領に戻り、親族と連絡を取る機会を与えられた。現在は必要な心理、医療面の支援を受けている。

ロシアとウクライナの捕虜交換では、先月8日にも兵士計100人が帰国していた。イエルマーク氏は当時、「これが最後ではない」と強調し、ウクライナ人全員を帰国させる計画を示していた。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「ウクライナ」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]