ベネチアの運河、緑の色素は工事用の試薬と判明

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ベネチアの運河を緑色に染めたのは、水漏れの検出に使用する蛍光色素だったという/Luigii Costantini/AP

ベネチアの運河を緑色に染めたのは、水漏れの検出に使用する蛍光色素だったという/Luigii Costantini/AP

(CNN) イタリア北東部ベネト州の観光都市ベネチアの環境当局は、市内を流れるカナル・グランデ(大運河)の水が緑色に染まった原因が判明したと発表した。

当局によると、鮮やかな緑色の正体は、水中の工事で水漏れを検出するための試薬として使われる蛍光色素「フルオレセイン」。人体に害はないという。

ただし、運河に放出された経緯は依然として不明。当局は、量の多さからみて作為的に流された可能性が高いとの見方を示す。今週中に標本をさらに調べ、正確な量などを特定する構えだ。

緑色の液体は28日朝に見つかり、夜までにゆっくりと広がった。

これまでに名乗りを上げたグループはないが、警察は環境団体などの仕業だった可能性などを視野に入れ、複数の手掛かりを調べている。

ベネト州のザイア知事は、環境活動家らが手口をまねる恐れもあると警告している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「イタリア」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]