中国外務省、ウクライナのダム決壊を「深刻に懸念」
(CNN) 中国外務省は7日、ウクライナ南部ヘルソン州ノバカホウカのダムが決壊したことについて、中国が「深刻に懸念」していると述べた。
外務省報道官は定例の記者会見で、「我々はカホウカ・ダムの決壊を深刻に懸念している。ダム決壊によって引き起こされる人道的、経済的、生態学的な影響を深く憂慮している」と述べた。
報道官は、中国政府は、全ての当事者がウクライナ危機の政治的な解決に関与し、対立の緩和を促すために協力することを希望すると述べた。
報道官は、全ての当事者に対して、国際的な人道法にのっとり、民間人と民間の施設の安全を守るために最大限の努力を行うことを求めると語った。
ダムの決壊を受けて、数千人が避難を行っているほか、生態系への影響も懸念されている。
ウクライナとロシアはダムの決壊をめぐり互いを非難しているものの、どちらかによるものであることを示す具体的な証拠は提示していない。ダムが意図的に攻撃されたのか、あるいは構造的な欠陥の結果として決壊したのかは不明。