ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進 ロシア側の死者約200人と発表
(CNN) ウクライナ軍は25日、東部ドネツク州で直近2日間にロシア軍と20回以上交戦したと発表した。
参謀本部によると、ロシア軍からは1日のうちに計25回の空爆があった。
ロシア軍が1カ月前から前線突破をめざしている東部ハルキウ州のクピャンスクは激しい砲撃を受けた。
だが参謀本部は、ロシア側による新たな領土の掌握をすべて阻止したと主張している。
ウクライナ軍東部方面部隊の報道官は、「この1日にドネツク州の激戦地バフムートの南方と北方で600~1000メートル前進した」と発表。ロシア軍の兵士200人近くが死亡し、さまざまな装備が破壊されたと述べた。
CNNはウクライナ軍による発表の真偽を確認できていない。
参謀本部によれば、南部ではウクライナ軍部隊がロシア防衛線の突破を図っている。ロシア軍はザポリージャ州ノボダリウカで失った陣地の奪還を試みたが、失敗に終わったという。
ザポリージャ州の前線沿いでは、約30の集落でロシア軍からの砲撃が続いた。
南部方面部隊の報道官によると、ヘルソン州ではロシア軍がダム決壊で洪水被害を受けたドニエプル川東岸の奪還を試みているが、腸炎の感染拡大などで苦戦している。