学校で刃物による襲撃、教師1人死亡 フランス
パリ(CNN) フランス北部の都市アラスにある公立学校で刃物による襲撃事件があり、教師1人が殺害された。CNN提携局のBFMTVが報じた。
この他学校職員1人が体を複数回刺され重体。別の教師も負傷したという。
容疑者はテロに関連する捜査の対象となっている。検察のテロ対策部門が13日に発表した。
BFMTVによれば、容疑者は20歳のチェチェン共和国出身の男。仏当局は事件前から、「積極的監視」の対象だと発表していた。
高校での襲撃は現地時間13日午前11時前後に発生したと、BFMTVは伝えた。
ダルマナン内相がX(旧ツイッター)に投稿したところによると、襲撃犯は警察に拘束された。
BFMTVによると、容疑者は襲撃の間、「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいた。容疑者の兄弟も拘束されたという。
13日午後、マクロン大統領は事件のあった高校を訪問し、襲撃は「イスラム教徒によるテロの野蛮さ」を示していると強調。殺害された教師の遺族に哀悼の意を表明した。
仏警察はXで人々に周辺地域へ近づかないよう注意を促した。また事件について、ネットで誤情報を拡散しないよう呼び掛けた。