支援物資載せたトラック20台、ガザ地区に

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WHOからガザに送られた支援物資を仕分けする赤新月社の作業員ら/Ashraf Amra/Anadolu via Getty Images

WHOからガザに送られた支援物資を仕分けする赤新月社の作業員ら/Ashraf Amra/Anadolu via Getty Images

(CNN) 人道支援物資を搭載したトラック20台が23日、パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトの境界にあるラファ検問所を通過したことがわかった。国連人道問題調整事務所(OCHA)が明らかにした。

OCHAは声明で、10台のトラックは国連からの水や食料、医薬品を運んでいると説明。残りの10台のトラックはエジプトの赤新月社からの物資を運んでいるという。

国連のデュジャリック報道官は、今回の支援物資を運んだトラックの数について、「バケツの中の1滴だ」と述べた。

声明によれば、21日と22日に合計で34台のトラックが支援物資を搭載してガザ地区に入ることができた。これは今月7日以前にガザに入った生活必需品の1日あたりの平均の4%にも満たない。

ガザに入った支援物資に燃料は含まれていない。声明によれば、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は今後2日以内に備蓄した燃料を使い果たすとみられている。

声明によれば、ガザ内部の難民の数は推計で約140万人。約58万人がUNRWAが指定した150カ所の緊急避難所に退避した。避難所1カ所あたりの平均の人数が収容数の2.5倍以上に達しており、超過密状態を警告しているという。

OCHAによれば、今月19日時点で、世界保健機関(WHO)は医療に対する62件の攻撃を記録し、29カ所の医療施設と23両の救急車が影響を受けたという。ガザ市とガザ北部にある病院7カ所は損傷や、電力と物資の不足、避難命令のために閉鎖を余儀なくされた。ガザは14日連続で完全な停電となっているという。

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